2013/03/19 福島起業塾

第14回 福島起業塾 実施レポート

「次回までに熱い思いをまとめてきて下さい」

前回講師を務めた井本が受講生に出した宿題である。
2012年6月から始まった福島起業塾も今回と次回で終了となる。福島起業塾は福島の復興支援として福島発の起業家を育成すためスタートした。これまで13回にわたって、起業家精神やファイナンス、人事、PR等経営に必要な知識を各界の第一線で活躍する経営者が直接受講生に伝えていった。

起業塾最後の2回はこれまでの総決算として、受講生が事業計画を作成し志友会メンバーの前でプレゼンを行う。最終回のプレゼンに向けて、今回の14回目ではグループディスカッション形式で前回の井本が出した宿題を事業計画にまとめるというスタイルをとることにした。
第14回を担当する志友会メンバーは中島、村山、中村、早川と新たに志友会に加わった塩谷と杉田の6名である。

 

書店に行くと事業計画の作成に関する書籍は山のように見かける。その書籍の中にある事業計画では、事業目的、市場分析、事業内容、マーケティング、展開シナリオ、財務計画等々非常に多くの項目が列挙されている。
グループディスカッションの冒頭、中島は「事業計画をつくるのに重要なエッセンスは5つのみで良い」と語る。
その5つのエッセンスは下記のものである。

1.Problem (どういった問題を解決しようとしているのか)
2.Solution (どういった解決策(サービス)なのか)
3.Traction (現時点でどの程度のユーザーがいるのか)
4.Team (創業チームは誰なのか)
5.Future (今後どのような計画か)

グループディスカッションは志友会メンバーがファシリテーターとなり、受講生が持ってきたアイデアを5つのエッセンスに具体化していった。
出席した受講生は全員井本の宿題をこなし、熱い思いをもってきていた。 持ってきた熱い思いは、福島復興や、女性の活躍の場を広げたいというものや、家業を大きくしたい等、様々であったが、どれも純粋で素晴らしいものだった。これらの「思い」は事業計画へ具体化することで初めてビジネスとなる。

次回、福島起業塾最終回では事業計画のプレゼンである。受講生の最高のプレゼンを期待したい。